3月になっても寒い日が続いています。
そんな中でも、梅の花がきれいに咲いていたり、最近ではあちこちで「ひな巡り」のようなイベントもあり、春を感じることが多くなってきました。
さて 今日は、妊婦さんのお口のトラブルについて。
妊娠初期にはつわりがあります。
その程度は人によって違いがありますが、気分が悪くなると食べられなくなるため、食事が不規則になりがちです。
また、食べ物の好みが変わったりもします。
今まで普通に食べていたものが、匂いをかぐのもいやになったり、特定のものを無性に食べたくなったりします。
吐き気がするために歯みがきをすることが困難になることも多いでしょう。
このような状態が続くと、どうしても口腔内の状態が悪くなってしまいます。
その上ホルモンバランスも変わりますので、歯ぐきに炎症を起こしやすくなります。
歯ぐきが腫れたり、歯みがきをしたら出血するなどの場合は、「歯肉炎」を起こしている可能性があります。
心配なことがあっても、つわりのある時期には歯医者さんに行くのも困難になりますね。
つらいかもしれませんが、頑張って歯みがきなどをして、衛生的にすることが大切です。
さらに、もともと虫歯や歯周病を持っていると、ますます悪化させてしまうことにもなりますので、注意が必要です。
このようなことを考えると、普段からできるだけ定期的に歯科にかかって、心配の種は早めに取り除くようにしたいものですね。