[記事公開日]2016/07/25
[最終更新日]2016/07/26
むし歯の範囲が広くなると削る部分も多くなります。削る部分が多くなると詰め物では対応できないため、歯全体を覆うようにクラウンをかぶせて歯の形を整えます。
クラウンの材質には、保険のきくメタルやプラスチック、自費治療のセラミックなどがあげられます。
実際にどれを使うかは患者さんのご要望をうかがい、担当医が相談しながら決定します。
患者さんには、クラウンの材質の違いに関する資料をお渡ししております。一旦お持ち帰りのうえ次回の来院日までに決められるケースがほとんどです。
良い材質のものは保険がきかず価格も高いので、どれにするか迷われる時は、トリートメントコーディネーターがそれぞれの材質の特徴についてじっくり患者さんとお話をします。
私たちが自信をもってお勧めしているセラミックは、保険治療というわけにはゆきません。
なぜセラミックは保険がきかないのかご質問をたびたび受けますが、保険治療は最小限の治療を目的としているがゆえ高価な材料を使えない事情があるのです。
さて、むし歯が進行すれば歯を削って治療しますが、歯の欠損が大きい場合はクラウンをかぶせるための土台(コア)をつくる必要があります。
土台をまず作成してから歯型をとり、歯型に合わせてクラウンを作成してかぶせると治療が完了します。クラウンをかぶせたあと、クラウンの高さが合っているかどうかのチェックも行いますので、ご安心くださいね。
クラウンを装着した当日はかすかな違和感が残るかもしれませんが、翌日以降はほぼ気にならなくなります。
美しいセラミックのクラウンは、長く使っていただけます。前歯だけではなく、奥歯にもお勧めしています。
[記事公開日]2016/07/22
[最終更新日]2020/01/29
約3000本の前歯を光ファイバーのカラーメーターで測定したミネソタ大学の研究報告によると、35才以上の人の歯は、35才以下の人の歯よりも、色が飽和し明度が低いそうです。
たとえば、20才の女性の上顎の正面の前歯がシェードA2だとすると、40才までにはシェードA3.5になると想定されます。(番号が小さいほど、白く明度が高いです。)
歯の色が年を重ねるにつれ変化する原因や過程は、まだすべて解明されてはいません。
唾液に含まれる金属性の無機化合物が、歯の表面を覆うエナメル質を通して浸透し、時間が経つと内部の象牙質に沈殿するという考え方が一般的です。
他に、歯髄(神経と血管が分布した組織)が年齢とともに萎縮し、その上に象牙質が積もって密度が深まり、色の暗さが進んでゆくとも考えられています。
いずれにしても、老いに従って歯が黄ばみ暗い色になるのは、自然の摂理といえるでしょう。
前歯が摩耗していくのも、同じく止むをえません。
歯科医師は、年齢にともなう前歯の色の変化や摩耗にかなり注意を払っています。
審美歯科治療では、自然に見えることもゴールのひとつです。
セラミッククラウンが患者さんの年齢などパーソナリティと調和がとれているのが、ステキな笑顔の条件です。当院では、それをセラミストが認識しながら、反映させた上での美しいセラミッククラウンをお作りしています。
多くの方にとって頼れる大阪審美歯科グループになれるよう努めています。
[記事公開日]2016/07/21
[最終更新日]2020/01/29
「コーラスグループの中で、セラミックが流行りそうです!」
という、うれしい報告がありました。
彼女はコーラスグループのメンバーで、
歌っている時の口元が気になる、とのことでご来院くださいました。
気になっていたのは、口を開けた時によく見える場所にある金属のかぶせ物です。
そこで、セラミッククラウンをおすすめして、金属と交換する治療を行いました。
その結果は、ほかの歯と見分けがつかないキレイな仕上がりで、
これからは口元を気にせずに歌える、とたいへん喜んでいただいたのでした。
その後、これは絶対みんなにも教えてあげたい♪と思われ、
コーラスの練習の井戸端会議ついでに、まわりにお話してみたそうです。
すると、セラミックに興味を持つ方が意外に多かったとか~
年齢的にも、中・高年は金属のかぶせ物をつけているケースがほとんどです。
歌を歌う時は、大きく口を開けますよね。
やっぱり同じ理由で気になっている方が、何人もいらっしゃったのです。
とはいえ、‘行ったこともない審美歯科にひとりで行くのはなんとなく気が引ける。
でも、誰かが先に体験してくれたら様子もつかめるし…’そんな感じでしょうか。
というわけで、数人の方がセラミック治療を受けに近々来られるようです。
当院では、初めてお問い合わせいただいた方にも
わかりやすく丁寧な応対を心がけております。
ちょっと聞いてみたいな、くらいのでも大丈夫ですので、お気軽にご相談くださいね。
[記事公開日]2016/07/20
[最終更新日]2020/01/29
年齢にふさわしい歯とは何でしょうか?
セラミッククラウン等の審美歯科治療にとって、年齢は大きなポイントで配慮が必要です。
一般的な特徴をあげれば…
若々しい歯とは、
・色が明るく、輝いている
・彩度が低い
・表面性状(歯には凹凸がある)が強い
・側切歯(正面から2番目)が犬歯(3番目)より短い
・クラウンの縁が、歯の表面を覆うエナメル質と根を覆うセメント質の境にきている
・歯肉側エンブレジャーが小さい
老けた歯とは、
・色が暗く、輝きがない
・彩度が高い
・なめらか
・端が摩耗している
・笑ったとき見える歯の量が少ないのに、歯肉側に長い
・エナメル質セメント質の内部の象牙質が露出している
・歯肉側エンブレジャーが広い
【 エンブレジャー = コンタクト(歯と歯の間)より下の 歯間乳頭(歯の間の歯肉)がある部分の 三角形の隙 】
当院へ相談に訪れる方のほとんどは、実年齢にくらべ若く思われたいと望希されます。もちろん、年齢に沿ったセラミッククラウンを無理にすすめたりはしません。
ただ、たとえば20才のような色や形のセラミッククラウンを60才の患者さんに入れるのは、セラミストがこだわって白くきれいに仕上げたセラミッククラウンでも、当然ながら違和感が生じてしまいます。‘若返り’を目的とした審美歯科治療は、若い患者さんのセオリーとは一致しないのです。
これからは、年配の患者さんのために、どのような治療法が適しているのかがますます問われるはずです。
あらゆる年齢層に応じて、お一人一人の診断にもとづいたセラミッククラウンを作ることで、当院ではご満足ゆく自然で美しい口元になっていただいています。
[記事公開日]2016/07/14
[最終更新日]2020/01/29
「すきっ歯」というのは、歯と歯の間に隙間があるものをいいます。
とくに上の前歯の間があいていると、話したり笑ったりした時に見えてしまうので、気になりますね…
中には、すべての歯の間に隙間がある方もおられます。
「すきっ歯」は、見た目の問題以外に、しゃべった時の発音が悪くなったり、歯の間に食べ物がはさまりやすいため虫歯や歯周病になったりもします。
最近の若い人たちは、顎が細くなって歯がおさまりきらず、歯並びが悪くなる傾向ですが、
それとは反対に‘歯の間があいてしまう’というのは、どのような原因でしょうか?
まず、まだ永久歯が生える前のお子さんの場合、隙間がありがちですが、これは大丈夫!
いずれ大きな永久歯が生えてきたら、きちんと隙間が埋まるはずです。
問題は、大人の場合です。
歯の大きさというのは、人によって違います。
「すきっ歯」の患者さんは、全体的または部分的に歯が小さいことがあります。歯が小さいと、間隔に余裕が出てきます。
また、生えるはずの歯が先天的に欠損していて歯の本数が少なかったり、歯の大きさに比べ顎の骨が大きかったりします。
「すきっ歯」の治療は、その状態によって異なり、歯列矯正が必要なケースもみられますが、
部分的に歯が小さい場合や、前歯の間だけに隙間がある場合などは、セラミッククラウンによる審美歯科治療が可能です。
気になる部分の歯にセラミックをかぶせて隙間をなくせば、きれいな歯並びになるのです。
「すきっ歯」でお困りでしたら、一度、当院へご相談ください。