[記事公開日]2013/08/14
現在、キシリトールを使ったたくさんの製品が発売されていますが、
キシリトールにはどんな効果があるのでしょうか。
キシリトールは、白樺や樫の木からとれる身体にとって安全な物質です。
1970年代に、キシリトールがむし歯を防いでくれることが発表されました。
キシリトールガムを摂り続けた人たちは、
摂らなかった人たちよりむし歯が少なかったのです。
それはなぜでしょうか。
まず、ガムをかむことで唾液が増えるので、細菌を洗浄することができます。
そしてキシリトールは歯垢が出来るのを防いで、歯の再石灰化を促進します。
また、口の中の酸を中和させたり
ミュータンス菌を弱らせ、菌の数を減らすことも出来ます。
それで、習慣的に噛んでいるとむし歯になりにくくなるのです。
ガムの使い方は、毎食後など一日に数回に分けて使用します。
何か食べた後はガムを噛む、と決めておくなどするとよいでしょう。
歯みがきの前に噛むようにします。
噛む時間は、キシリトールの成分がしっかり出るように、
味がなくなっても5分から10分くらい噛むようにします。
その際、唾液を口の中に行き渡らせるようにしてください。
最近では、幼稚園などで、食後にキシリトールガムを噛む指導をしているところもあるそうです。
もちろんガムを噛めばむし歯にならないというわけではないので、
併せてしっかりと歯みがきを続けることが重要です。