[記事公開日]2013/11/26
むし歯などの治療の際、歯を削った部分に詰め物(インレー)をします。
詰め物にはいろいろな種類がありますので、そのいくつかをご紹介します。
まず、コンポジットレジン。
これは保険治療でいちばんよく使われるもので、一種のプラスチックです。
歯を削ったあとに詰めたり、ちょっと欠けた歯などを修復したり形を整えたりする場合に使われます。
金属アレルギーになる可能性は少なく、歯に近い色をしています。
しかし、年月がたつと変色しますし、強度も強くないので欠けたりします。
次に、金銀パラジウム合金を使ったメタルインレー。
強度が強いので、力のかかる奥歯に詰める時によく使われます。
これも保険が適用になるので費用は安くすみますが、
人によっては金属アレルギーを起こしたり、歯や歯ぐきに着色することがあります。
また、見た目があまりよくないということで、気にする方もおられます。
保険外の詰め物では、まず、ゴールドインレー。
強度が強く、アレルギーや歯ぐきの変色が起こる可能性は低くなります。
保険外なので値段は高くなります。
最後に、セラミックインレー。
最も自然の歯に近い色で、金属アレルギーは起こしませんが、
割れてしまうこともあります。
汚れがつきにくく、変色したり劣化したりすることはありません。
同じく 保険が使えませんので、1本4~5万円ほどかかります。
最近では、金属の詰め物をきれいなセラミックに交換される方も増えています。
歯の詰め物について気になる場合は、審美歯科にご相談ください。