[記事公開日]2014/02/04
みなさんのまわりに、歯周病の人はどのくらいおられますか?
歯科にかからなければいけないほどの症状がある人はそんなにいないかもしれませんが、
歯ぐきから時々出血するという程度の人ならたくさんいるのではありませんか?
そしてあなたも・・・?
厚生労働省の調査によると、年齢が上がるにつれて自覚症状のある人が増えて、
50~59歳では、15%ほどの人が歯ぐきが腫れたり歯がグラグラすると答えています。
この年代では、歯ぐきが下がったり歯を磨いたときに出血したりする人も30%を超えています。
歯周ポケットを持つ割合は、浅いものも含めると40~50%にもなります。
そして10%ほどの人は、歯周病の治療を受けています。
歯周病の自覚症状が増えてくるのは、40歳を過ぎた頃からなので、
この年齢の方々は、歯の健康にそれまで以上に注意する必要があります。
ここできちんと歯のお手入れをするか放置するかで、その後の口腔内の状況が変わってきます。
8020運動といって、80歳で20本の自分の歯を残そうと言われていますが、
それができるかどうかは、40歳からのお手入れにかかっていると言っても過言ではありません。
今では良い義歯やインプラントもありますが、できることならいつまでも自分の歯で食べたいですよね。
歯科には定期的に検診に行くことを心がけ、気になる症状がある場合は、できるだけ早く受診しましょう。