[記事公開日]2014/02/14
歯肉炎と歯周炎って違うの?って思われる方、多いと思います。
一般的に考えるのは、歯肉炎も歯周炎も歯ぐきが腫れて出血したりする状態。
では何が違うのでしょうか。
私たちが歯ぐきから血が出てまず気づく状態は、「歯肉炎」です。
これは、歯と歯肉の間にできたポケットと呼ばれる溝が深くなって、歯ぐきに炎症が起こり、歯みがきの時に出血するような状態で、歯周病の初期段階です。
歯肉炎になる原因は、主に歯の汚れです。
対策としては、ブラッシングをしっかりして歯垢を落とし、落ちにくい歯石は定期的に歯科でとってもらうようにします。
歯肉炎はこうした努力を続けることで改善される場合がほとんどです。
その一方で、歯肉炎を治さないまま放置すると、「歯周炎」に移行してしまう場合があります。
歯周炎の状態になると、歯肉に炎症を起こすだけでなく、歯の土台である歯槽骨が破壊されていきます。
歯周炎の怖いところは、安定した土台を失った歯がぐらつきなじめ、やがては抜けてしまうところにあります。
歯周炎を予防するためには、歯肉炎を治しておくことはもちろんですが、
他にも歯並びや噛み合わせ、歯ぎしりなどいろいろな原因で歯槽骨を傷めることもあります。
大切な歯を守るために、まずは定期的に歯のクリーニングに通って、歯ぐきの状態もチェックしてもらうのが安心ですね。