歯の色について | 審美歯科コラム

審美歯科コラム


[記事公開日]2011/03/08
[最終更新日]2016/07/12

歯の色はもともと真っ白ではなく少し黄色がかった白色をしています。セラミックの歯を入れる時に「白い歯を入れてほしい」とおっしゃる方が多いのですが、その方本来の歯の色がありますので、あまりにも真っ白い歯を入れると他の歯とのバランスが悪くなり、白い歯だけが目立ってしまいます。

歯は表面にエナメル質があり、その内側に象牙質があります。エナメル質は半透明ですが、象牙質は黄色っぽいしているため、黄色っぽい白色に見えます。年齢ともに象牙質が増し、エナメル質が薄くなってくるため、歯の色も年をとるとより黄色みが増したように見えます。

歯の変色や着色の原因は、まず汚れや色素があります。喫煙される方はヤニの汚れ、コーヒー・紅茶・ワインなどの飲み物や、カレー・キムチ・ケチャップを使った料理などの食べ物は色素が着色しやすいです。

この場合の着色は歯のクリーニング(PMTC)やホワイトニングでキレイになります。もうひとつの原因は抗生物質の影響があります。

永久歯が作られる時期にテトラサイクリン系の抗生物質を服用すると歯に縞模様ができてしまいます。テトラサイクリンによる変色はホワイトニングでは白くすることが難しい場合があり、ラミネートベニアというセラミックのシェルを貼り付けるやり方での治療を行うことが多いです。

殆どの方の場合は歯のクリーニングで本来の色を取り戻し、更にホワイトニングによって1~2段階明るい色になります。歯の色が気になる方は、一度当院にご相談くださいね。

 


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