メラニンの作用と歯ぐきの色 | 審美歯科コラム

審美歯科コラム


[記事公開日]2014/05/13

5月も中旬になり、木々の緑が美しい季節になりました。
それと同時に、日差しが強くなり、日焼けが心配な時期に入ってきましたね。
日焼けをするのは、「メラニン色素」というものの働きです。
メラニン色素はふだんは皮膚にあって、紫外線をさえぎり、皮膚を守ってくれていますが、
たくさんの紫外線を浴びてしまうと、メラニン色素が多量に作られてしまい、
そのために肌が黒くなったり、シミができたりすることになります。
これは、紫外線が身体に害をおよぼすので、メラニン色素をたくさん沈着させて細胞が自分を守ろうとする働きです。
歯ぐきもそれと同じように紫外線にあたってメラニンが沈着したり、、またタバコを吸うことなどによって、黒っぽく変色することがあります。
また、もともとメラニン色素を多く持っている場合もあります。
日焼けした肌は、時間と共に色が薄れて、元通りの色に戻って行きますが、
歯ぐきに沈着したメラニン色素は、残念ながら、自然に色が薄くなったり消えるのは難しいと考えられます。
喫煙が原因の場合は、喫煙をやめればいくらかの効果は期待できますが、
なかなか歯ぐきの色が改善されない場合は、審美歯科で薬剤によってメラニン色素を取り除くことも可能です。
歯ぐきは笑ったりした時に、意外に見えてしまいます。
きれいなピンク色の歯ぐきなら、表情も明るく見えますよ。


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