[記事公開日]2016/07/20
[最終更新日]2020/01/29
年齢にふさわしい歯とは何でしょうか?
セラミッククラウン等の審美歯科治療にとって、年齢は大きなポイントで配慮が必要です。
一般的な特徴をあげれば…
若々しい歯とは、
・色が明るく、輝いている
・彩度が低い
・表面性状(歯には凹凸がある)が強い
・側切歯(正面から2番目)が犬歯(3番目)より短い
・クラウンの縁が、歯の表面を覆うエナメル質と根を覆うセメント質の境にきている
・歯肉側エンブレジャーが小さい
老けた歯とは、
・色が暗く、輝きがない
・彩度が高い
・なめらか
・端が摩耗している
・笑ったとき見える歯の量が少ないのに、歯肉側に長い
・エナメル質セメント質の内部の象牙質が露出している
・歯肉側エンブレジャーが広い
【 エンブレジャー = コンタクト(歯と歯の間)より下の 歯間乳頭(歯の間の歯肉)がある部分の 三角形の隙 】
当院へ相談に訪れる方のほとんどは、実年齢にくらべ若く思われたいと望希されます。もちろん、年齢に沿ったセラミッククラウンを無理にすすめたりはしません。
ただ、たとえば20才のような色や形のセラミッククラウンを60才の患者さんに入れるのは、セラミストがこだわって白くきれいに仕上げたセラミッククラウンでも、当然ながら違和感が生じてしまいます。‘若返り’を目的とした審美歯科治療は、若い患者さんのセオリーとは一致しないのです。
これからは、年配の患者さんのために、どのような治療法が適しているのかがますます問われるはずです。
あらゆる年齢層に応じて、お一人一人の診断にもとづいたセラミッククラウンを作ることで、当院ではご満足ゆく自然で美しい口元になっていただいています。